創・遊・楽

主に絵の制作状況やゲームや漫画などの感想、時々日記を書いています。

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ロストメモリー :ジャンクドッグ 【イラスト紹介】

 前のページで描いていた絵についての話です。

 

 今回描いた絵のキャラクターは数年前から考えている物語の主人公、歪さんです。ゲームか漫画を本編として登場させようとしているんですが、技術、知識、速度のどれもまだまだ足りないためほとんどネットにあげていません。そういうわけでたまには描いておこうという流れで今回描いていました。実際1年以上描いていなかったですしね。

 

 絵の前にざっくりとだけ絵の内容を書描かせていただきます。

 目が覚めると記憶が混濁している状態で墓場のような場所に倒れていた歪。棺桶型の機械、コールドスリープ装置が落とされて壊れて外に出ることができたようです。まずは自分がどこにいるのかを調べるために探索を始める。廃棄処分された旧世代の機械、サイボーグが襲い掛かってきますが、隠していた妖銃、妖術、格闘術を使って先へ進みます。

 

 広場のようなところで3体のサイボーグ犬が襲い掛かってきます。ショートしたりエネルギー不足で動作停止を頻発したりというジャンク寸前な敵たちと違い、少し強い相手でした。ジャンクエネミーと比べて一世代新しいこの犬は安価で入手でき、賢くそれなりに強く人気がありましたが、セキュリティの脆弱性があり、そのうえ更新データをインストールすることができないため、空気、血液感染等でナノマシン経由のハッキングをされて暴走、操作される事件が多数発生したため廃棄処分となりました。

 

 意識を取り戻したばかりで体の動きが悪い歪にとっては苦戦する相手となりました。

 

 

 一言で言うとゲームのOPダンジョンのボスキャラという扱いですね。こういうところにいるボスなので話が進むと普通に雑魚敵として現れる、そういうポジションですね。もっと細かい設定も書きたいところですが、また別の機会で。

 

 さて、そういうわけで今回の絵はそんなサイボーグ犬との戦闘中がテーマとなっています。

 

 

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 一体はすでにバラバラ、もう一体も左の方に見える通り頭を吹き飛ばされてお陀仏、手前の最後の一体も脳が見えているので何もしなくてもそのうち倒れるんでしょうね。そういってもまだ襲ってくるのでとどめを刺す、そんなシーンとなっています。

 

 犬の後ろ姿の資料をあまり見つけることができず、サイボーグ犬も前や横の絵が多く描くのに苦労しました。結局手前のも立体感が変ですしね・・・

 

 破壊されているのでパーツやオイルをまき散らそうとしていたんですが結構控えめになりました。オイルこぼれの虹色の表現できずただの黒にしてしまいました。悔しいしいつかはリベンジしたい。

 

 背景は写真を撮ってその線をトレスして使っています。正直この背景に使用した写真になんだかよくわからないものが映っていました。この写真が一番いいものだったので背に腹は代えられないなと結局使ったんですけどね。あ、写真撮ったのはグレーから黒となる私有地とか廃墟でもなくただの公園ですよ。

 

 赤い血痕なんですが、クリスタ内の単色素材を暗い赤色のしただけです。意外とそれっぽくなりましたね。

 

 そしてキャラ部分。手についてはちょっと雑になってしまいましたが、全体的には結構頑張って描いていました。軍服&スカートというような服装ですが、こういう服か衣装が実際にあるみたいですね。表情をもっと怖い感じかカッコいい感じにしたかったんですが今回は時間の問題的にこういう表情になりました。

 

 水属性がメインとなるキャラクターなので手のあたりに水を描いてみました。どちらかといえば設定的にビームとか霧状にして蝕む使い方が多いんですが分かりやすさ重視でこうなりました。

 

 描いていて思ったこととして、バトル系は大変ですが楽しいですね。時間がかかりすぎてしまうので、バトル系の漫画の模写やトレスなどをどんどん行ってスピード&質のアップできるようにしていきたいと思います。

 

 この絵を描き終えることができたので、今後の予定は

・ミリシタの誕生日イラスト

・練習(模写、トレス、デッサン)

・オリジナル

 

を行っていきたいと思います。次のオリジナルはヒトガタですらないので凛々しく恐ろしく、そんなふうに描いていきたいと思います。

 

 

 ラストに今回の絵の効果を少し減らしたものを置いておきます。

 

 

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ではでは

龍や蛇についてのちょっとした考察的な話

 さて、今回はこのような書きやすい話からやっていこうと思います。元々ファンタジー系だったり妖怪や伝承などの話を見聞きするのが好きなのです。また、過去の本などから得た知識の記憶やウィキペディアを使用しているため、ところどころ変なところや間違いがあるかもしれません。ちょっとした読み物程度のものとしてお読みください。

また、話で軽く宗教について書いています。宣伝とかではありませんが、苦手な方はまた別の機会に・・・あと、正直最後の方のまとめだけ読んだ方が楽だと思います

 

 ざっくりとドラゴンといっても2種類見た目の違いがあります。西洋のドラゴンは爬虫類のような四足、鱗、長い首で毒や炎を吐くというタイプ。東洋は蛇のような胴体に手足がつき、角やたてがみがあるタイプ。この2種類に分けることができると思います。ただ、西洋でも首が短くてワニのようなものや蛇のような見た目、東洋では角やたてがみ、手足なしもいますけどね。

 

 見た目の違いだけではなくどんな存在なのか、というものも違います。西洋では古くは黙示録の獣として龍が登場しています。人を苦しめ聖人に退治される怪物、悪魔というような話も多くあります。見た目や特殊能力が強そうな怪物として退治されるべき存在のイメージに使われていた、なんて理由もあるかもしれません。ですが今回はもう少し考えてみることにします。(西洋についてだけでも結構長く書いてしまいました。スイマセン)

 

 ドラゴンの語源として考えられているものでギリシアのドラコーン、ラテン語のドラコというものがあるそうです。この二つの言葉は蛇という意味だそうです。トカゲのような怪物ドラゴンと蛇の怪物サーペントは区分分けされていなかったようです。後年になってから身体的特徴などから分けたのかもしれません。案外書き写し、翻訳をしていた学者の人が区別したのかもしれませんね。

 

 ドラコ、蛇が邪悪なもののように扱われているのは何故なのでしょうか。蛇は脱皮という新しい姿に変わることから、死と再生の象徴として多くの場所で信仰対象や神聖なものとして扱われていました。しかし、キリスト教などで伝えられている聖書関連ではイブに禁断の果実知恵の実を食べるようにそそのかした存在とされています。神がアダムとイブに食べてはいけないというルールを作ったことを知っていることから高位の存在、天使という説があります。ただ、神の命令を破ったことから堕天使、悪魔という考えもあります。これがサタンやルシファーと呼ばれるものだそうです。天使関連は詳しくないのでこの話はこれくらいで。

 

 この話が伝わりキリスト教が伝わったところでは悪魔、悪魔のしもべのような邪悪な生物というイメージが膨らみ上記のドラコが邪悪なモノとして伝わったのかもしれません。蛇タイプと爬虫類タイプの名前が分かれた後はより怪物的な見た目として爬虫類タイプのドラゴンが邪悪な存在のイメージが強くなったのでしょうか。宗教画が描かれるようになり、ドラゴン退治の絵が広まることでこの認識は強くなったと思われます。

 

 個人的には死からの復活というイメージは神の専売特許のようにしたかった為、神の敵対者として扱ったのではないかと考えています。多くの地域の神話や伝承もキリスト教の伝来で混ぜられてしまったものも多くあります。似たような特徴を持つ何かが一つにまとめられ○○と呼ばれるようになった、レベルならいいのですが…

 

 宗教の争いに負けてしまった土着の神は格下げされて不思議な生物扱いだったり、悪魔扱いになっています。

 豊穣などの神バアル神、復活の力を持つフェニックスなどなど。ぱっと私が思いついたものこのあたりですが他にも多くのものがあると思います。(因みにフェニックスは

不死鳥、天使、悪魔と色々と話があるようです)

 

 長くなりましたが一言でいえば神聖な復活を蛇がするなんておかしい、こいつは悪魔とかだ!としてネガティブキャンペーンされた気がしますね。

 

 さてさて長くなりましたが最後に東洋の方へ。多くの場所にキリスト教は伝わりましたがあくまで三大宗教と呼ばれるように完全にすべての地域に信仰されたわけではありませんでした。だからこそ、東洋ではそのまま蛇は神聖な存在というイメージが強いままだったのかもしれません。中国では神獣、聖獣として、日本では水神と扱われることもあります。

 

 神聖な存在としてだけではなく八岐大蛇や龍生九子(正確には龍ではありませんが・・・)のように荒々しい存在としての話もあります。

 時に人間に恵みを、またある時には厳しい、そんな自然そのものをあらわしているようです。

 

 

 まとめると神聖な存在として多くの地域で信仰対象になっていた蛇が西洋ではキリスト教が広まり悪魔のような存在と伝えられました。またドラコと呼ばれる存在は蛇と爬虫類に似た姿として伝わっていました。爬虫類に似たタイプは宗教画などで倒されるべき存在として伝わり基本的にドラゴン=悪として伝わりました。キリスト教があまり普及しなかった地域では自然そのものや神などの上位の存在として蛇のような姿の龍が伝わりました。

 

 翻訳でどちらもドラゴンと呼ばれるようになったのはどちらも元々が蛇だったからなんでしょうか。長いわりに相変わらず内容があまり無いですね・・・今回はこの辺で

 

 ではでは